本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」の被災者の皆様にお見舞い申し上げます。この原稿は2023年12月に作成されたもので、首都直下型地震について考察したものです。日本のいたるところで地震が発生する可能性があるので地震対策は絶えず気にしておく必要があります。
1.はじめに
首都直下型地震は今後30年間に70%の確率で発生すると予想されている。内閣府・中央防災会議において首都直下型地震に関して、震源地、震源深さ、マグネチュード等々についてかなり詳細に検討されている(*1、*2)。
1.はじめに
首都直下型地震は今後30年間に70%の確率で発生すると予想されている。内閣府・中央防災会議において首都直下型地震に関して、震源地、震源深さ、マグネチュード等々についてかなり詳細に検討されている(*1、*2)。
宇宙への挑戦は、国威をかけて米国、ロシア、中国が取り組んでいる。現在、国際宇宙ステーションのような地球圏の宇宙利用から、月面探査、火星探査、太陽圏の探査へと進化している。宇宙への挑戦は、無人と有人の両方があるが、有人の探査であれば必要なエネルギーも飛躍的に増え原子力の利用が有利となる。原子力の利用には原子力電池と原子炉の2種類があるが、原子炉の方はまだ開発途上にある。日本も威信をかけて積極的に取り組んでほしいものである。
反原発を謳うメディアは、福島事故以降、原発絡みの問題についてたびたび反原発の主張を繰り返している。なぜ反原発を取り上げているのかを考察してみたい。
原子力発電所は本当に安全になったのか理解してもらえない。危険を強調するのは簡単ですが、安全を理解してもらうのは大変難しい。どのように福島事故の教訓を活かし安全性向上をはかっているのか安全対策を解説してみました。
佐藤智恵著『ハーバードでいちばん人気の国・日本』には、福島第二の増田所長以下のスタッフの「センスメーキング」ある行動によって、なぜ福島第一のような大惨事に陥らなかったかについて書かれている。
藤氏の本を参照しながら、この事例を使ってマイナス思考からプラス思考へのギアーチェンジをするための考察をしていきたい。
藤氏の本を参照しながら、この事例を使ってマイナス思考からプラス思考へのギアーチェンジをするための考察をしていきたい。
福島第一の事故、我々の社会感覚では納得できない“風評や誤解”の解消、次に事象が酷似している海戦、完勝のノウハウを教訓とする、三つ目は我々が相変わらず敗戦を終戦と言っている類似性思考からの脱却である。
124号 黙ってはいられない 無駄な裁判を繰り返さないために−大津地裁と福岡高裁宮崎支部の判決を見比べる−
運転差し止めを求めた原告29人は高浜原子力発電所の近傍に住む住人ではなく、発電所からはるか離れた滋賀県の住民である。発電所から県境までの距離を測ってみると最短直線距離で約30kmも離れているのである。原告が住んでいるところはこれもよりも確実に遠いわけで、緊急時の避難対象地域にも当たらない。
運転差し止めを求めた原告29人は高浜原子力発電所の近傍に住む住人ではなく、発電所からはるか離れた滋賀県の住民である。発電所から県境までの距離を測ってみると最短直線距離で約30kmも離れているのである。原告が住んでいるところはこれもよりも確実に遠いわけで、緊急時の避難対象地域にも当たらない。
はじめに
福島第一原子力発電所の事故から早くも4年以上が経過し、発電所周辺市町村の残留放射線は大幅に減少していて、帰還困難区域(5年を経過してもなお、年間積算放射線量が20mSvを下回らないおそれのある、計測時点で年間積算放射線量が50mSvを超える区域)
はじめに
“文明”という言葉に対する誤解を避けるため、はじめに定義しておきたい。その時、福沢諭吉の「文明論の概略」が基準になるが、その一般性は「文明論の概略」がギゾーやバックルの西洋文明に関する著書を踏まえているので、信頼できる。例えば、原子力の技術体系そのものは学術体系であって文明論ではない。文明は必ず、大衆の生活の諸相を包