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SEJ 日本のエネルギーを考える会

52号 原発賛成・反対の二項対立をどう乗り越えるべきなのか


カテゴリ:  原子力安全    2012-10-15 16:30   閲覧 (2496)
【要旨】我国の将来のエネルギー政策を巡って、再生可能エネルギーと原子力発電の扱いについて、国論が割れている。
原子力発電を止めても再生可能エネルギーでエネルギー需給は賄え、エネルギー価格も高騰せず、我国の経済活動に支障を与えることは無いという原子力ゼロシナリオで代表される意見と、再生可能エネルギーは我国では資源量が少なく、原子力発電を止めてしまえば、エネルギー価格は高騰し、日本経済は大きな打撃を受けるという原子力必要論との攻めぎ合いが生じていて、「二項対立」といわれる状況である。
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ここでお互いを論破しようとしても、同じ土俵で議論できる雰囲気下で無い限り、議論とならず収束することは非常に困難である。
そこで、対立点について議論する代わりに、まず、両者の共通点は何かを糸口として議論を進めていくことが必要ではないだろうか。恐らく、我国が将来にわたって平和で、安定、安全な生活を送れるようにすることに異議を唱える人はいないであろうから、これを出発点としたらどうだろうか。  中略
将来のエネルギー政策は柔軟性のあるものでなくてはならず、決して非可逆的な政策決定をしてはならない。
そのために不毛な二項対立を乗り越えることが必要であり、共通な認識を確立することが切に望まれる。

52号 原発賛成・反対の二項対立をどう乗り越えるべきなのか


カテゴリ:  原子力安全    2012-10-15 16:30   閲覧 (2496)
【要旨】我国の将来のエネルギー政策を巡って、再生可能エネルギーと原子力発電の扱いについて、国論が割れている。
原子力発電を止めても再生可能エネルギーでエネルギー需給は賄え、エネルギー価格も高騰せず、我国の経済活動に支障を与えることは無いという原子力ゼロシナリオで代表される意見と、再生可能エネルギーは我国では資源量が少なく、原子力発電を止めてしまえば、エネルギー価格は高騰し、日本経済は大きな打撃を受けるという原子力必要論との攻めぎ合いが生じていて、「二項対立」といわれる状況である。
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ここでお互いを論破しようとしても、同じ土俵で議論できる雰囲気下で無い限り、議論とならず収束することは非常に困難である。
そこで、対立点について議論する代わりに、まず、両者の共通点は何かを糸口として議論を進めていくことが必要ではないだろうか。恐らく、我国が将来にわたって平和で、安定、安全な生活を送れるようにすることに異議を唱える人はいないであろうから、これを出発点としたらどうだろうか。  中略
将来のエネルギー政策は柔軟性のあるものでなくてはならず、決して非可逆的な政策決定をしてはならない。
そのために不毛な二項対立を乗り越えることが必要であり、共通な認識を確立することが切に望まれる。

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