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SEJ 日本のエネルギーを考える会

19号 世田谷のラジウム事件の不思議 


カテゴリ:     2011-11-30 15:36   閲覧 (4759)


【要約】
一般の人が見付けた結果大騒ぎになって、アッという間に静かになり、その後何も聞こえてこない「世田谷のラジウム事件」の顛末は何故か合点がいかないのです。
中略
今回のラジウム事件を機会として規制値の妥当性の議論が国民的規模でなされることを期待するのは、福島第一原子力発電所の事故によって放出された放射性物質による汚染が遠隔地でも過剰に恐れられていることに関係しています。もしも、世田谷で見付かったラジウムの線量が全く問題がないとしたら、今大騒ぎしている量がどのような意味をもつのかと考えるべきだからです。もしも、冷静で合理的な議論がなされたうえで、国民の多く(過半数)が納得して放射線量についての規制値を大幅に緩和することが出来れば、次のように状況の大きな改善が実現します。
1)現在避難生活を余儀なくされている多くの人達は自宅 に帰ることが可能になり、避難生活に伴うストレスや苦痛から解放されます。
2)廃棄処分をせざるを得ないとされている多くの食料が 救われ、販売が可能になります。
3)農地の汚染、海洋の汚染が有ると言われている結果、滞っている農・漁業の急速な再興が可能になります。
4)さらに農・漁業における風評被害が無くなり、これ等 を職業としている方々への経済的な打撃が緩和されます。
5)各地で行われている土壌の除染作業に伴う生産性のない膨大な経費を、復興のための前向きの作業、生産性のある作業に振り向けることが出来ます。
6)放射線量の調査のために大変な量の労力が費やされ ています。これをもっと有用な仕事に振り向けるこ とが出来るようになります。実は、人が動くと必ず 費用が掛るので、その費用を節減する効果もあるの です.

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